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2015-06-21 (Sun)
◆初めての方はコチラから読んでください◆
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◆はじめに◆
言われるがままに帰ってきたけど さあどうしよう
おとなしく彼を待つのか。
それとも。
離れている時は不安しか出てこない。
どーんとした自信なんて持てるはずない。
怖いもの知らずで行動してきたはずなのに
一気に弱くなる。
あんなに堂々としてたくせに。
その意気込みはどこへ行ったんだ。
私ってこんな弱かったっけ。
鍵っ子で育った。
母親はあくせく働いてくれてた。
いつも一人。
一人には馴れてたはず。
あれ?どした?
たった一人の存在で
強くもなれるし こんなにも弱くなる。
部屋に残った彼の服を抱きしめる。
帰ってくるのかな。
また逢えるのかな。
さよならでもいいからもう一度だけ逢いたいなぁ。
帰ってきてくれるのかな。
帰って来て欲しいなぁ。
彼の香りが消えてしまわないうちに。
******
何度も連絡を取ろうとしました。
出てきてくれた日、私が渡した携帯。
それを持って出てるから。
もしかしてもしかしたら 今その携帯取り上げられてる?
もしかしてもしかしたら 今掛けれない状況?
もしかしてもしかすると 彼の意思 ?
少ない荷物で出てきた日から今日で1週間。
気が動転していた?
ううん、一人でいるのが怖かった。
寂しかった。
待ってるべきなのはわかってるけど
まさか今日は帰って来れないでしょうに。
そんな簡単な問題でもないことくらい私でもわかっているし…。
ううん そうじゃない。
帰ってこないのが怖かったんだ。
*****
時計は20時。
店に電話をする。
おはようございます。サエです。
おはようございいますサエちゃん!ご出勤ですか?
はい…。 22時出勤で。
ありがとうございます!お待ちしておりますね!
気を紛らわせるには働くしかなかった。
これからの為に。これからの生活のために。
お金はいくらあっても困らない。
頑張らなくちゃ。働かなくちゃ。
店に着くとありがたいことに予約が入っていた。
90指。
誰でも良かった。
彼じゃないと意味はない。
彼以外はみんな一緒。
それでもまだ一人よりは良かった。
彼がいなくなった部屋での孤独は嫌だった。
ご案内されて夜の道を歩いていく。
年齢は30歳ほど。私の7つくらい上だった。
スラッとしたスーツの人。
黒のロングコートがよく似合う細身の人だった。
オシャレ!!
初対面で口にしてしまうほど
着こなしの上手な、小物にセンスを感じる人だった。
今考えれば 物静かな、若いのに珍しく
心に余裕のある人だった。
ガッつかない人。
こんばんわ。
こんばんわ。
予約してくれてありがとうございます。
お仕事トークを始めて 心にスイッチをいれる。
それでもオシャレさんは言う。
どうしたんですか?
何かあったんですか?と。
私は嬢失格だ。
失格だわ。
◆ご自由にどうぞ(`・д・´)◆
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