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2016-02-21 (Sun)
+++++
抜けた。
旦那さんの髪の毛ではない。
それも正解だけど、不正解。
哀しい出来事。
つい今。
前歯が抜けた。
テンションMAXが意気消沈。
稼げるようになったら
自分でやろうぜ！
というルールだった。
S学生は当然働けない。
近所の優しいおばちゃんは内職をしていた。
頼み込んで紹介してもらった。
お菓子のオマケを箱に詰める仕事。
個別包装の笛ラ○ネを箱に詰めたり
キャラメルのオマケだったり。
箱を組み立てて中身を入れてふたを閉める。
それを段ボールに詰める単純な仕事。
内職は座るドカタだと言う。
それくらいコツコツとやる肉体労働。
単価が高く、銭ではなく円だったことが本当にありがたかった。
おおざっぱなキロ単位で持ってくるので
かなり余るから少々食べてもいいよと言ってくれていた。
当時は本当に貧困で、とてもとてもありがたかった。
ちょうど10歳くらいだった。
下校して帰宅して、弟を迎えに行く17時まで
一生懸命仕事をした。
連れて帰って来て米を洗い炊飯器のスイッチを入れ
掃除機をかけお味噌汁を作る。
ここまでがわたしの毎日の仕事だった。
ありがたいことに、この内職は
ひと月8000円程になった。
使い道？
鉛筆を買ったり、ノートを買ったり。
弟と駄菓子屋さん行ったり。
年に数回の遠足のおやつ代300円の為に貯金したりしていた。
女の子の高学年ともなると、友達と電話したりする。
固定電話代の、わたしが話して上がった金額分を母に渡していた。
学校で必要なものは母に言えばお金をくれただろう。
ただ、言えなかったというか、言う勇気を考えると
自分の貯金箱から出す方が気が楽だった。
もともとはその為に内職を始めたんだしね。
その内職はK校生になってバイトが出来る歳まで続けた。
当時の仕事のおじちゃん、紹介してくれた近所のおばちゃんには
今でも本当に感謝している。
ただ、そのお金で歯医者にも通っていた。
母親にお金をせびる？ねだる？のが嫌だった。
当然、C学生になると手の動きも早くなるので
完全出来高制の給料は少し上がった。
それでも1万と数千円。
どんなに頑張ってもそこ止まりだった。
歯の治療を1ヵ月1万円ほどでやりくりをする。
お財布と相談し予約を入れる。
幼少期のわずかな通院で歯も耳もボロボロだった。
K校生になって内職を辞め
バイトで1週間6日に働いた。
学校終わってすぐ、日祝も働いた。
今考えると、もっとみんなと遊びたかったなーと思う。
当時はそれで十分満喫できてたし、楽しかった。
ひと月9万程の給料だった。
時代の流れでベルからピッチになり携帯になった。
市立校だったから学費は月15000円程だった。
お弁当を作ったり、学食で食べたりの費用が1万程。
我が家は、服も下着も学校でいるものも
持ってるもんが出すという暗黙のルールだった。
やっと余裕をもって歯医者に通える時期が来た。
バイトに遅れますとの了承を得て通う。
小中と悪化した虫歯は神経の治療となる。
+++
普通は子供って、親が与えたものしか食べれない。
お腹が空くから給食の残りのパンをもらって帰って
母が喜ぶ姿を見て、弟と一緒に食べて
働いたお金で必要な物を買い大切に使ってきた。
一生懸命やってきたつもり。
母は、感謝ではなくきっと、あたりまえだと思っていたんだろう。
貧困の原因を作った父本人もきっとあたりまえだったんだろうな。
だから大人になった今、縁の薄い関係なんだわと
抜けた歯を見て考えた。
もし母親になることが出来たなら
痛いところはないかと心を配りたい。
必要な物はないかと気をかけたい。
お腹すいた時の為に、何か食べるものを常備しておいてあげたい。
出来そこないのわたしを大切にしてくれる
旦那さんに申し訳なく思う。
迷惑かけてごめんなさい。
◆ご自由にどうぞ(｀･д･´)◆
★足跡帳★
♥♥♥♥♥♥♥リンク♥♥♥♥♥♥♥
励みになりますので(´ω｀)
よろしくお願いいたします。
♥♥♥♥♥♥♥リンク♥♥♥♥♥♥♥
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抜けた。
旦那さんの髪の毛ではない。
それも正解だけど、不正解。
哀しい出来事。
つい今。
前歯が抜けた。
テンションMAXが意気消沈。
稼げるようになったら
自分でやろうぜ！
というルールだった。
S学生は当然働けない。
近所の優しいおばちゃんは内職をしていた。
頼み込んで紹介してもらった。
お菓子のオマケを箱に詰める仕事。
個別包装の笛ラ○ネを箱に詰めたり
キャラメルのオマケだったり。
箱を組み立てて中身を入れてふたを閉める。
それを段ボールに詰める単純な仕事。
内職は座るドカタだと言う。
それくらいコツコツとやる肉体労働。
単価が高く、銭ではなく円だったことが本当にありがたかった。
おおざっぱなキロ単位で持ってくるので
かなり余るから少々食べてもいいよと言ってくれていた。
当時は本当に貧困で、とてもとてもありがたかった。
ちょうど10歳くらいだった。
下校して帰宅して、弟を迎えに行く17時まで
一生懸命仕事をした。
連れて帰って来て米を洗い炊飯器のスイッチを入れ
掃除機をかけお味噌汁を作る。
ここまでがわたしの毎日の仕事だった。
ありがたいことに、この内職は
ひと月8000円程になった。
使い道？
鉛筆を買ったり、ノートを買ったり。
弟と駄菓子屋さん行ったり。
年に数回の遠足のおやつ代300円の為に貯金したりしていた。
女の子の高学年ともなると、友達と電話したりする。
固定電話代の、わたしが話して上がった金額分を母に渡していた。
学校で必要なものは母に言えばお金をくれただろう。
ただ、言えなかったというか、言う勇気を考えると
自分の貯金箱から出す方が気が楽だった。
もともとはその為に内職を始めたんだしね。
その内職はK校生になってバイトが出来る歳まで続けた。
当時の仕事のおじちゃん、紹介してくれた近所のおばちゃんには
今でも本当に感謝している。
ただ、そのお金で歯医者にも通っていた。
母親にお金をせびる？ねだる？のが嫌だった。
当然、C学生になると手の動きも早くなるので
完全出来高制の給料は少し上がった。
それでも1万と数千円。
どんなに頑張ってもそこ止まりだった。
歯の治療を1ヵ月1万円ほどでやりくりをする。
お財布と相談し予約を入れる。
幼少期のわずかな通院で歯も耳もボロボロだった。
K校生になって内職を辞め
バイトで1週間6日に働いた。
学校終わってすぐ、日祝も働いた。
今考えると、もっとみんなと遊びたかったなーと思う。
当時はそれで十分満喫できてたし、楽しかった。
ひと月9万程の給料だった。
時代の流れでベルからピッチになり携帯になった。
市立校だったから学費は月15000円程だった。
お弁当を作ったり、学食で食べたりの費用が1万程。
我が家は、服も下着も学校でいるものも
持ってるもんが出すという暗黙のルールだった。
やっと余裕をもって歯医者に通える時期が来た。
バイトに遅れますとの了承を得て通う。
小中と悪化した虫歯は神経の治療となる。
+++
普通は子供って、親が与えたものしか食べれない。
お腹が空くから給食の残りのパンをもらって帰って
母が喜ぶ姿を見て、弟と一緒に食べて
働いたお金で必要な物を買い大切に使ってきた。
一生懸命やってきたつもり。
母は、感謝ではなくきっと、あたりまえだと思っていたんだろう。
貧困の原因を作った父本人もきっとあたりまえだったんだろうな。
だから大人になった今、縁の薄い関係なんだわと
抜けた歯を見て考えた。
もし母親になることが出来たなら
痛いところはないかと心を配りたい。
必要な物はないかと気をかけたい。
お腹すいた時の為に、何か食べるものを常備しておいてあげたい。
出来そこないのわたしを大切にしてくれる
旦那さんに申し訳なく思う。
迷惑かけてごめんなさい。
◆ご自由にどうぞ(｀･д･´)◆
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